正しきものはつねに美し


                        杉浦 義勝

 新宿区立戸山中学校は昭和38年4月1日に開校し、来年度開校40周年を迎える壮年期の学校です。校章の由来にもありますように、自由な大空に雄飛する鵬のような伸び伸びとした校風を伝統とする学校でもあります。
 教育目標は「人権尊重の精神を基盤とし、豊かな人間性を培い、真理を求めてたゆまず励む、世界に開かれた国民を育成する」であり、それを端的に≪健康≫≪誠実≫≪明朗≫と表しています。

 この「伸び伸び」と「たゆまず励む」、そして校歌の一節にある「正しきものはつねに美し」を実感させられたのが、平成14年11月の学芸発表会でした。
 生徒たちは創意工夫した展示物や感動的な舞台発表で、それぞれの持つ大きな可能性をしっかりと体現してくれました。
 磨けば光る原石の輝きをかいま見て、思わず目頭が熱くなりました。一生懸命にやって来たことを表現している姿は、何ものにも代えがたい美しさだったのです。
 時にはご迷惑をおかけするようなこともありますが、そんな生徒たちの良い面を出来るだけ伸ばして行こうと考えておりますので、ご理解いただければ幸いです。

 義務教育後半の中学校教育では、社会の一員として必要な基礎・基本を身につけさせ、更にそれを発展させようとする意欲を育むことが大切である、と考えます。
 しっかりとした土台が、変化への柔軟な対応や大きな視野を持つことにつながり、地に足のついた真の実力者を育てることになるのではないでしょうか。
 生徒一人ひとりが、大きく羽ばたくことのできる教育の実践をめざして、戸山中学校は着実に歩んでまいります。