おらが町のおらが学校校長 堂上 雅三
新年度が始まり早二ヶ月、若葉が勢いよく成長し、二上山をはじめとする学校を囲む山々は新緑を装い、太子の里にも初夏の訪れを感じる季節となりました。
思い起こせば、二十年前、教師生活二校目の学校としてこの太子中学校に赴任いたしました。当時の学校の周りはまだ田園風景があり、校庭から望む山の斜面に広がるブドウ畑や新緑の二上山を含む山々の絶景に感動したものでした。豊かな自然に包まれた中で、一生懸命クラブ活動に打ち込む姿や人なつっこさに親しみやある種の懐かしさを感じました。今でも、その時の子どもたちの情景が浮かんできます。正しいことを良しとする風潮や他人に対する優しさや思いやり、何にでも真面目にひたむきに取り組む姿に、「正義が通る学校だなぁ」と強く感じました。あれから二十年、時代は流れてもその状況は変わっていません。
太子中学校では、多くの特色ある取り組みをしています。とりわけ、他の学校にはない取り組みとしては、
・業間運動 ・全員委員会制 ・朝の奉仕活動 ・国際交流事業 ・メイクハート運動
・心の教室〜朝のふれあい〜 ・金剛葛城登山 ・マラソン大会 ・チューター学習会 ・夏休み水泳教室など
もちろん、体育大会や文化祭、職業体験学習も実施しています。
どれも太子中生にとって、成長を促す大切な取り組みです。この独自の伝統ある取り組みを大切にし、継承しながら、時代の流れにより変えなければならないところは、「生徒にとってどうなのか」を軸に考えていきたいと思います。
自然に恵まれ、地域に恵まれた太子町唯一の中学校、太子町立中学校。地域の方々に支えられ、見守られ、時には指摘も頂きながら、「おらが町のおらが学校」として愛されています。本当に地域の教育力に支えられています。
教職員も一丸となって、「どの子にも きめ細かく 温かく 一致団結 生徒とともに」をスローガンに頑張ります。地域、家庭、学校が手を取り合い、自信と誇りを持って、未来の太子町を担う「心豊かな温もりのある太子の子」を育てたいと思います。