制服自由化への道のり
制服改正に関する経過
- 昭和55年度から
- 修学旅行、校外学習において活動着(活動にふさわしい服装)を採用する。
- 昭和60年度から
- 写生会において活動着を採用する。
- 平成元年度から
- 防寒着(家にあるものならば色、形は自由)の着用を認める。
- 平成4年度から
- 男子の夏の上着・・・・・・・・カッターシャツのみから開襟シャツも認めるに改まる。
- セーター、ベストの着用・・・黒、紺、白、グレーの無地から上着で見えないものにするなら何色でもよいに改まる。
- 女子の髪止め・・・・・・・・・・紺、黒、茶のゴムひもに限るからゴム類なら何色でもよいに改まる。
- 平成5年度から
- 学生カバンまたは第2カバンを通学カバンに改める。
- 平成6年10月1日から
- 私服登校も認めるに改まる。
- 靴、靴下、カバンも中学生にふさわしいものとするに改まる。
生徒会の取り組みについて
- 平成5年10月 毎年生徒会本部役員選挙が行われ、その年の本部役員が選出される。
- その年の生徒会長の選挙公約には、『制服改正などに積極的に取り組み、生徒会活動の活性化を図りたい』があり、そのことが多数の支持を受けて本部役員に選出される。
- 平成5年12月 生徒会本部による制服改正の取り組みが始まる。
- 第1回「制服を考える」週間(平成6年1月24日〜29日)の取り組み
- ・計画案の作成 ・学校への提案、承認 ・PTAへの提案、承認
- ・全校生徒への提案、学級討議、再提案 ・アンケートの作成、配布
- ・啓発看板の作成、掲示 ・アンケートの集計、考察
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第2回「制服を考える」週間(平成6年5月16日〜21日)の取り組み
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・取り組み内容は第1回と同じ ・第1回、第2回の比較、分析
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生徒総会の取り組み
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・採決案の決定
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A、制服がよい。 B、制服でも私服でもよい。(私服の時のみ、靴、靴下、カバンは自由でよい)
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・討議方法の決定
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各学級代表が、学級討議内容をA案、B案の立場から発言
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・採決方法の決定 無記名投票
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・生徒総会での投票結果
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A、制服がよい 374人 B、制服でもしふくでもよい 444人
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・生徒会長による学校への要求
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「生徒総会の議決を尊重し、できるだけ早く私服登校もみとめてほしい。」
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保護者への承認要求の取り組み
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・7月12日、保護者向けプリント(学校配布)に、校則改正の経過報告を作成する。
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・9月8日、PTA代表委員会に生徒会本部役員が出席し、これまでの経過報告と保護者の承認を直接要求する。
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制服改正実施(10月1日)に向けて取り組み
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・9月17日、臨時全校集会での生徒会長による決意表明
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・9月30日、学活の資料作成、配布
改正実施内容
私服登校も認める。ただし、
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@制服の変形は私服として認めない。
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男子・・・・・ボンタン、タンランなど
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女子・・・・・制服への加工(スカートのすそ上げなど)
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A私服は中学生として授業や活動にふさわしいもの(普段着)に限
- る。
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・派手なもの ・高価なもの ・露出度の高いものなどは認めない。
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B行事(入学式、卒業式など)も私服でもよい。
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C体育の授業は学校規定の体操服、運動靴(色は問わない)を着
- 用する。
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D制服着用時・私服着用時を問わず、靴・靴下・カバンも中学生として
- ふさわしいものとする。
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E名札をつける。