平成29年度 校内研究

1.研究主題


  主体的に学習に取り組む生徒の育成    〜基本的な学習態度の徹底から〜

2.主題設定の理由

 昨年度まで、3年間に渡って個に応じた指導のあり方に関する実践研究に取り組んできた。「TT授業の充実」「個人カルテの活用」「定着に向けた授業改善」「家庭学習の指導の工夫」という4つ研究内容を軸に進めてきた結果、一定の成果と課題が見つかった。成果として、@生徒が授業の中で「わかった」「できた」を感じるようになったこと、A教員がよりわかりやすい授業を心がけることができたこと、B教員が家庭学習を授業内容と関連付けて助言などを行ったことで、生徒の家庭学習への取り組みが継続されていったこと、があげられる。しかし、課題として、@授業で生徒が自ら進んで学習に取り組む姿勢までは見られなかったこと、A家庭学習の取り組み方や時間に個人差が大きく出てしまったこと、があげられる。
  そこで、昨年度までの成果と課題、今年度の教育目標「感性豊かに、夢や目標に向かって、自ら考え意欲的に学びに向かう生徒の育成〜さらなる自主・自立の育成をめざして〜」を踏まえ、今年度の研究主題を、
  「主体的に学習に取り組む生徒の育成〜基本的な学習態度の徹底から〜」
とし、研究仮説を、「基本的な学習態度を徹底していくために、「学習の心構え」を設定し、学習規律を生徒と教職員が共通理解のもとで取り組み学習を進めていくことで、@生徒の「学ぶ意欲」が高まり、A「学び方」を意識した授業を展開することで授業内容が習得され、Bそれをさらに習熟させるために「学びの定着」として家庭での学習を継続させることにより、主体的に学習に取り組む生徒を育成することができるだろう。」と設定する。そして、「厚田中学校 学習の心構え」を設定し、3つの視点をもとに研究を進めていく。

3.研究内容と研究方法と検証方法


  視点1:「学ぶ意欲」
 【研究方法】 

 @年間を通して継続的に指導していく。特に、前期と後期の始まりは丁寧に指導する。
 【検証方法】 

 @1節・4節の終わりの時期で、「学習の心構え(1,2,3)」についての生徒(個人と学級について)と教職員(個人と学校全体)の評価を実施し、結果から検証と次の重点の洗い出しを行う。

  視点2:「学び方」
 【研究方法】

 @3年間の研究を通して、以下の3つのステップをクリアしていけるように指導をしていく。目安は、以下に示したものを基本とし、1年生がステップ1、2年生がステッ プ2、3年生がステップ3とする。
 A1年次は特に「発表の仕方」に重点をおく。そのためにも授業改善を行い、「本時の課題」を明確にし「発問」を工夫することで、生徒一人ひとりが「自分の考えをもつ」ことができるようにしていく。

 【検証方法】

 @全教職員による年1回の授業公開を行い、互いに授業評価をする。授業公開の日程については、各教科の年間指導計画をもとに4月中におおまかに決める。その後、研究係と各教科担任とで詳しい日程の調整をする。遅くても、12月までには全教職員が実施する。
 A授業公開後に教職員による授業評価アンケートを実施し、結果からそれぞれの課題を洗い出し、今後の授業改善に生かしていく。
 B4月と12月に生徒による授業評価アンケートを実施する。4月の結果から課題を洗い出し、12月の結果と比較して生徒の変容を検証する。 

 視点3:「学びの定着」
 【研究方法】

 @宿題などの提出を徹底していく。そのためにも、各教科担任は、その量や期間が生徒たちに適しているのかを常に考えていく。
 A家庭学習の指導を個に応じて行う。取り組み方は、これまで同様各教科担任と各担任の指導のもと進めていく。そして、生徒の意欲や内容の充実・向上につながるような助言と評価をしていくために、必要に応じて一言コメントなどを入れるようにする。

 【検証方法】 

@各学級担任が提出物の提出状況を確認できるように、各学級に「提出状況一覧名簿」を掲示し、各教科リーダーを中心に生徒自身がチェックをしていく。
A生徒の変容を見とるために、年2回の生徒アンケートを実施し、結果から検証と次の重点の洗い出
しを行う。また、年2回の「一言コメント交流会」を行い、それぞれの実践を交流する場を設ける。